限られた時期にしか歩けない、雪の至仏山
直前まで登るかどうか迷ってam8:00に登るのを決意。
スタートも遅いし、登頂できるとも思わず、ゆっくりと雪の至仏山を味わった。
ヒップソリでびちょびちょになりながら下山。
駐車場料金やバスのお金などを考えたら、なんて贅沢な雪遊び。
来年も絶対また来る。
5歳の娘と歩く信越トレイルDay7【赤池テントサイト~斑尾山】
最後の朝、7日目の朝、
明日の朝はもういつもと変わらない日常に戻っている。
いっそのこと逆走して+6日とか歩きたい。
前夜の星空と打って変わって雲が割と多めだけど、ちらほら青空も見える。
この日はゴール後、斑尾高原までくだったら、温泉に入るという目標があるので早めに娘を起こす。(たぶんこの旅で一番早起きだったかな?)
さっさか朝食をすませ、テント撤収してパッキング。
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5歳の娘と歩く信越トレイルDay6【涌井峠~赤池テントサイト】
6日目、朝起きると身体がすごい軽かった。
久しぶりに布団で寝たおかげか(今まで2泊宿に泊まってたけど、母はずっと寝袋)、心温まるおもてなしのおかげか、昨晩の美味しい夕飯のおかげか、、、。たぶん全部。
スッと目が覚めて、隣では娘がまだ寝ているので一人で温泉に浸かりに行った。
お湯に浸かりながら幸せを嚙み締める。
いつも旅の終わりが近づくと、複雑な気持ちになる。
温泉から帰ってきて娘を起こす。
娘もいつもより寝起きがよかった。
いつもの朝ごはん(おもち)を食べて、パッキングする。
あと2日で終わるので余計な物は段ボールに詰めて自宅に送った。
岸田屋さんの女将さんに別れを告げ、涌井峠まで送迎してもう。
その途中で電話が鳴り、
「カメラ忘れてますよー」
あ、、、、、、。
ごめんなさいいいいいいいいいいいいい!!!
宿の玄関に置きっぱなしだったよう、、、。
私、よくやるんだよね。携帯とか財布とか大事なやつ、そこらへんに置いて忘れちゃうことが多いんだよね!もはや特技だけどね!でも、絶対に手元に戻ってくるから日本って良い人だらけだと思うんだ!!!
わざわざ女将さんが車で追いかけてきてカメラを届けてくれました。
ほんとすみません、ありがとうございました。
無事、涌井峠に着いて「行ってきます!」
この日のハイライトは毛無山!ここさえ越えれば後は楽なはず!!
信越トレイルは全線通して、本当に蝶々が多い。
そこら中、ひらひらと優雅に舞う蝶に癒される。
娘はそれ(蝶)どころじゃないみたいで、農道や林道歩きに飽きてダラダラ。
日差しも強くて初っ端から汗だく。
涌井峠から涌井新地までしばらくは、農道を歩きます。
陽を遮るものも無く、上からジリジリと太陽に焼かれ、地面からの熱にもやられる。
木陰を見つけるとすぐに休憩。
涌井新地までの道はもっとはやく歩けると思ったのに、思いの他時間がかかってしまった。
もう、私自身ものんびりスイッチ入っちゃって、休憩の時は靴下まで脱いでくつろぐ。
蒸れた足が解放される瞬間って最高に気持ちいい。
ザックを枕にして二人で並んで寝そべっておやつ食べたり、石ころ屋さんしたり、時間が許すならこのままこの日はこれで終わりが良かったなー(笑
日本のロングトレイルや登山はそれ(自由)が許されないから、心から自由になれないんだよね。
それでも、こうやってトレイルを歩けているのはとても沢山の人達のおかげなんだよな。
こういう道↓、私は大好物♡
娘から見た母はこういう姿なんだな。
いつも登山でも私の後ろを歩くけど、かっこいい母ちゃんの背中に見えてるかなー?
農道の途中に湧き水があって、冷感タオルを濡らして首にあててリフレッシュ。
湧き水の冷たさに感動してしばらく離れませんでした。
涌井新池からは毛無山の登りが始まる。
これまでで暑さにバテてしまったので意外と堪える、、。
私も必死になってせっせと登っていると後ろから、
「あーーーーーーーー!!」
と大きな声。
何事かと思って振り返ると
「ゴマダラカミキリ(どや!)」↓
この頃、どうぶつの森でよく捕まえていたゴマダラカミキリが目の前にいたので興奮した様子。
必死で登っているくせに、そういうの見つける余裕はあるんだから子供ってすごいなー。
毛無山山頂についた瞬間リュックを投げ捨ててベンチに腰かける娘。
山の上からの景色より、山の上で食べたお菓子の味の方が心に残るんだろうな(笑
毛無山から下ると、すぐに希望湖についた。
ここにあるトイレは電気をつけてもすごく暗かった。
希望湖ボート小屋前でお昼ご飯。
ボート小屋でコーラを買うと意気込んでたけど、炭酸はファンタグレープしかなくて、ここのところコーラしか飲んでいない母としてはとても嬉しかった。
ここから娘の撮影会がスタートしました。
希望湖からすぐに沼野原湿原につく。
沼野原湿原は分岐が多いが、その分標識も多いので迷うことはないと思う。
標識が娘のモチベーションに繋がるから、頻繁にあってすごい助かった。
沼野原湿原では植生調査をしていて、お花に袋が被せられていて、娘はとても興味津々に見ていた。
「何を調べるの?誰が調べてるの?」
「大学の人が調べているんだって。」
「へ~。はやく大学生になりたいな~」
「まず小学生にならなきゃね。でも、アメリカは勉強ができれば5歳でも大学生になれるんだよ。」
「アメリカ行きたい!」
「アメリカにはアメリカ3大トレイルってのがあってね、ママのお友達はそれを全部歩いたんだって。」
「え!すご!あめもママと歩きたいな~」
「ママはまずみちのく潮風トレイル歩きたいな~」
ってな感じで延々と二人で脈絡のない話をダラダラとしながら歩いてました(笑
他愛もない話や、将来の話、宇宙の話、地球の裏側の話、サーベルタイガーの話、絶滅した動物の話、、、、、、。
話が尽きずにおしゃべりできるのは、女同士だからだね。
そんなくっだらなくて、感動してちょっと笑える話をしていたら、赤池遊森の館が見えてきた。
この赤池遊森の館はトイレも水道(要浄水)もあります。
ここから赤池にそって少し歩くとテントサイトがあります。
赤池テントサイトには先客が一人いらっしゃいました。
シャボン玉したり、はしゃいだり、うるさくて申し訳なかったです、、。
明るいうちにトイレを済ませて、水を確保しにいって夕飯のミートパスタも作ります。
大好物のパスタだったので私の分も半分ほど食べた。
あとは各々自由時間♡
信越トレイル最後の夜だって、娘は変わらずマイペースにくつろぐ。
信越トレイル出発前に誕生日プレゼントで友達にもらったソーラーランタンが便利♪
左の袋はタイベックで自作したクッカー入れにヘッドライト入れてるだけ。
こうするとヘッドライトの光が拡散してやわらかくなる。
夜、寝る前に外に顔を出すとこの旅一番の星空が。
娘も大興奮で、
「やばい!キレイ!星ってこんなにあるんだ!」
きれいきれいきれいーーーーと連呼してました。
「ここまで頑張ったご褒美だね。」
「神様ありがと~~~~!」
しばらく二人でテントから顔を出して星空を眺めてから、眠りについた。
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!
5歳の娘と歩く信越トレイルDay5【とん平テントサイト~涌井峠】
昨日の天気が嘘のように気持ちのいい朝。
広いキャンプ場に私たちのテントだけ。
こんな贅沢なことないってくらい良い所。
陽が昇ってくるとテントの中は蒸し暑くなってくる。
娘を起こして、朝ご飯の準備に入る。
娘は外でバッタなどの虫を追いかけて遊んでた。
広いフィールドで自由にのびのびと走り周れるのが楽しいみたい。
朝ごはんは
- きなこもち
- 野菜スープ
テーブルとイスがあるのがありがたい。
9月上旬、まだまだ暑かったです。
朝晩も長袖は着用しなかったです。
朝からコーラ飲めるの幸せ!!
5日目もそれなりに歩くので、のんびりとはしてられず、、、。
ご飯食べたらすぐに荷物をパッキング。
テントの片づけやパッキングも手伝ってくれます。
そうこうしているうちに、出発するのが計画してたよりも遅くなってしまった。
まあ、大体計画通りにはいかないんだけどね。
それが旅の醍醐味だよね~。
名残惜しいけど、キャンプ場をあとにして昨日下りてきた道を登り返します。
案の定、舗装路を登り返すのはきつく、陽も直にあたるので朝一で身体がだるくなる。
娘の歩くペースものろのろ、、、。
ここからは、相変わらず細かいアップダウンはあるけど、比較的下りの方が多かったので歩きやすかった。
ただ、このセクションは全体を通して虫が多かった、、、。
歩みを止めればすぐさま虫が寄ってくる。
虫が次々と目や口に突撃してくるので、顔周りを手で払いながら歩いた。
このセクションでバグネットを使用していた人とすれ違ったが、
中古池(ちゅうこいけ)って読んでた。
ここまでくれば桂池までもうすぐ!
桂池のテントサイトはトレイルからのアクセスが超いいので、覗きがてら休憩するつもりだった。
トレイルマジックがすごく助かった。
娘は宝箱を開けたかのような反応で、お菓子とジュースにとても救われた。
しばらくここでのんびり。
ピクニックにきた気分で気持ち良かった~。
ハイカー達が書いていったノートには、それぞれの想いが残してあって下手な小説読むより面白い。
私も簡単だけど書き残してきた。
何年後か、娘とまた歩きにきた時、この時に感じた色々な感情が思い出されるんだろうな。
ずっとこのテントサイトにいたいという思いを振り払い、重い腰をあげて歩きだす。
桂池を過ぎると黒岩山への登りになる。
ここはギフチョウとヒメギフチョウが混生している場所で、あまり例を見ない場所らしい。
黒岩山自体が国の天然記念物ってことなのかな?
ギフチョウとヒメギフチョウは生息域が全然違うのに、ここでは混生が発見されたけど天然記念物に指定された後からヒメギフチョウは確認されていないみたい。
このギフチョウ、娘が今ドはまりしている「鬼滅の〇」に出てくる蝶屋敷にいる蝶々に似ているので、目見開いて探してた。
結局、黒岩山付近では見なかったけど、他のセクションなどで何匹は見かけた。
黒岩山の登りに入る前の場所に太郎清水。
水流は強くなかったけど、冷たい水が湧いていた。
この水は信越トレイル上では数少ない浄水しなくても飲める水だからものすごく貴重。
登りが嫌で嫌で、黙々と淡々と歩く娘。
振り返って見ると、頑張っているその姿に心の底から関心する。
黒岩山のピークを過ぎて少し歩くと立派な東屋がある。
ここでお昼ご飯をとる。
蒸れ蒸れの靴と靴下を脱いで、ぬる~いスキムミルクのコーンフレークを流し込む。
普通の人からしてみたら、なにが楽しんだかわからないだろうけど、裸足になる解放感と満たされるお腹で十分に幸福感を得ることができる。
時折吹く心地よい風が、疲れを癒してくれる。
ここまで歩いてこなければ感じる事はできない。
幼いながらに、理解しているであろうから文句も言わずやめたいとも言わず歩いているんだろうな。
ご飯を食べたあとは顔色がすこぶるいい!
このあとは淡々と林道を歩く。
ソブの池に着いた辺りでこの日泊まる宿に連絡をいれる。
涌井峠につく大体の時間を伝える。
迎えの時間を直前までハッキリできなくて申し訳なかったけど、快諾してくれた。
富倉峠までくれば、あとひと踏ん張り!
やっと終わりが見えてきてこっちが安堵する。
このセクションはきつい登りはさほどない。というかむしろ下りの方が多くて楽だと思っていたけど、林道を延々と歩くのも中々しんどかった。
ここまで歩いてきた娘の背中は堂々としている。
もう少しで涌井峠だけど、休憩したくなったら休憩する!
大人だったらあと少しなら休憩しないで行っちゃうんだろうけど、、、。
少しの休憩でもマットを広げて、音楽を流してお茶とお菓子、、、って完全ピクニックだよねー。
楽しいからいいんだけどねー
涌井峠についたのは17:00過ぎくらい。
すぐに宿の方が迎えに来てくれた。
迎えの車に乗車する際に、娘のためにステップを出してくれたり細かなところまで気を配っていただきました。
宿につくと気さくな女将さんが出迎えてくれました。
部屋はクーラーがきいていて涼しく快適でした。
森の家でもグリーンパルでも冷房機器は無かったので(無くても十分涼しいんだけど)、キーンと冷えた部屋が天国のように感じたってのは言い過ぎではない程、クーラーの冷風が身に染みた。
鉄道が好きな人はぜひおすすめ!!
宿の玄関を通ると、踏切がなるのがおもしろかった~
昔、小田急線沿いに住んでいた事があるので、路線図見て懐かしくなった!
そして北海道大好きな人なら知っているであろう幸福駅→愛国駅!!
鉄道ファンじゃなくてもテンションあがって楽しめる。
お待ちかねのお宿のご飯!!
人に作ってもらうご飯が嬉しい。
ボリュームあるし、優しい味。
肉と魚とあって、娘がお肉食べないからすごい助かりましたー!
1人分の夕飯も頼んでいたにも関わらず、ご飯やお味噌汁やデザートは娘の分も用意していてくださって娘も満足そうでした。
私はビールの大瓶をいただきました♡
ゆっくり夕ご飯を食べて幸せな時間を満喫し、部屋に戻ると娘の足首やふくらはぎ、腿に蕁麻疹のようなものが!!
かゆそうにしているので、毛虫か何かかな、、、と心配に。
疲れが出て、蕁麻疹が出ただけならいいんだけど、、、。
念のため、行動中に着ていた服は家に送り、新しい服を着させることに。
結局、これ以上ひどくなることはなく、、、汗疹だったのかな?
娘が敷いてくれた布団に入って、ふたりとも秒で寝ました(笑
- 行動時間
とん平TS出発 8:50
④‐1 9:30
③ー24 11:40
太郎清水 12:15
③‐15 13:10
③‐11 14:40
大将軍跡 15:40
富倉峠 15:50
③‐7 16:15
涌井峠 17:00
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!