5歳の娘と歩く信越トレイルDay4[グリーンパル光原荘]
朝6:00にiPhoneのアラームで起きる。
4日目、さすがに疲れが溜まってきて朝起きるのがしんどい、、、。
二度寝をかまそうか考えていたら、30分程寝てしまったあああ。
着替えて朝ごはんの準備をするためにキッチンへ。
4日目の朝ごはんは
- おもちin野菜スープ
のみ!!!
娘を起こして食べさせるが、寝起きすぐはあんまり食が進まないみたいでおもちは一個のみで野菜もあんまり食べてくれなかった。
娘も疲れが溜まっているのか、シャキッっとしない感じ。
まぁ無理もない。
この日もマップ上のコースタイムでは、行動時間が約6時間なので早めに出発したい。
いそいそとバックパックに荷物を詰めて、軽く部屋を掃除して玄関口に向かう。
すると、何だかにぎやかな声が聞こえる。
昨日とは違う管理人さんが来ているらしく、会話をしていた。
その人は、予約の電話をした時に対応してくれた人でとても気さくで気持ちのいい人でした。
最年少かどうか事務局に聞いてごらんとアドバイスをくれたり、光原荘前で写真を撮ってくれたり。
そして、関田峠まで車で送っていただきましたー♡
これは本当に助かった!トレイルへのアプローチルートって地味にしんどいから、トレイルルートに着く前に気持ちがやられちゃうんだよね、、、。
おかげで約30分は短縮できた!
さて関田峠から、しばらくアップダウンを繰り返して鍋倉山へと登りまっす。
スタートしてすぐ素晴らしいブナ林!!
関田峠付近もブナ林が綺麗という事は覚えておきましょう!
松之山口付近のブナ林も立派だった。
ブナ林のスケールに圧倒されていたら、あっという間に一つ目の標識に。
分岐ルートがあって茶屋池へと行けて、茶屋池小屋もあるらしいと話すと
「行きたい!!」
「でも、遠回りに、、、歩くのが沢山になっちゃうよ?」
「大丈夫!ここまで歩いてきたんだもん!」
本当のところ、遠回りしてたら後々歩くペース上げなくちゃいけないし、余計な体力使わせたくないな~と思ったんだけど、途中で頭を標識にぶつけてそんな考えをふっとばした。
何て嫌なことを考えてたんだろう。
大人って本当にやだ、、、。
頭の中がコースタイムの数字と時計の針でいっぱいになって余裕がなくなってしまってた。
頭の中が固くて嫌になる。泣けてくる。
純粋に楽しむ事だけを考えよう。これは義務じゃないんだ。仕事でもないんだ。
歩きたくて歩いてる。この子と楽しむ為に歩いてるんだ。
時間が遅くなったっていいじゃん。その分沢山お話して沢山楽しめるんだから。
ということで、茶屋池へGO!!!!!
あんまり人が歩いていないのか、蜘蛛の巣がしょっちゅう顔に引っかかる。
蜘蛛が大嫌いな娘は、絶対に私の後ろを歩いて蜘蛛の巣を避けてる。
茶屋池を横目に見ながら周回するルートなので、朝は過ごしやすくて気持ちよかった。
茶屋池をぐるっと周って、トレイルルートに戻ってきた。
思ってた通り、ここまでで少しバテ気味、、、
黒倉山までの登りと一回下って、鍋倉山に登り返すところがきつかったみたいで、ペースは上がらず。
やっとの思いで鍋倉山の山頂について、一安心。
これから先はアップダウンは少なくなって、宿泊予定地のとん平テントサイトまで下りなので、だいぶ楽になる。
曲がってトレイルを塞いでいる木を一生懸命に乗り越える。
、、、くぐった方がよくない、、、、?
信越トレイル全般にいえることですが、トレイル上を塞いでる木々が多くてよけたり、身をかがめて通ったりが多くて、膝がやられます。
重い荷物を背負ってなのでなおさら、、、。
娘は私がかがんで通る場所でも、そのまんま涼しい顔して通るので、そういう面での負担は子供の方が軽いのかも。
お昼頃になるとエネルギーが切れてくるのか、顔は青白くなってきて元気がなくなる。
お昼の時間帯に歩いていたのがちょうどヤセ尾根上で、広い場所に出るまで歩こうと思ったけど、限界そうだったので狭い尾根上でお昼ご飯。
幸い、この日は誰ともすれ違わなかった。
マットを敷いたら歩く場所がなくなるくらいのヤセ尾根だったので、誰も通らなくて良かった。
お昼ご飯はお馴染みのコーンフレーク!
よく飽きずに毎日食べてくれてる。
おかわりまでしちゃって、よほどエネルギー消費したんだろうな。
お昼ご飯食べてる最中に、オニヤンマが目の前を行ったり来たり。
それに何故かツボにはまったらしく大爆笑。
笑えないほどデカいオニヤンマだったな、、、。あれに突撃されたら地味に痛そう。
食べ終えて、尾根を歩き続けていると、雷が鳴り始めた。
尾根上は身を隠せる場所も少ないし、雷が落ち着くまで身をかがめているか迷った。
娘も雷が光ると怖い怖いと言って私に飛びついてきました。
雷の距離もそこまで間近という訳でもなさそうだったので、尾根を急いで歩く。
尾根歩きが終わってブナ林の中に入って一安心。
すごい急がせちゃったから、休憩をとる。
このブナ達に囲まれた瞬間、安堵、、。
小沢峠を過ぎた辺りから雨が強くなってきたのでレインウェアを着て、休み休み歩いた。
カメラはバックパックの中にしまったので、ここから写真少なめです。
仏ケ峰からがしんどい下りで、最後の方は無心になって歩いていました。
逆から歩くと、これを登るのか~絶対嫌だな~と考えてモチベーションをあげながら、ぐ~っと下るとリフトの駅舎が見えてきて、娘も↓の顔(笑
「テントするとこはどこにあるのー?」
「実はここからまた更に下りなきゃないんだよ~」
「え、、、、。」
この時の娘の衝撃を受けた顔は忘れません。
さっさと下りてしまいたかったけど、メンタルやられた娘は座り込んでしまった。
テントサイトまでもう少しだけど、回復するまで休憩した。
少し休憩するとすぐに元気になってくれるから助かる。
嫌なことは30分後には大抵忘れてることが多い彼女。
↓顔が生き返っている(笑
ここから私が道を間違えて、ゲレンデを下ってしまったがために時間がかかってしまった。
私の背丈ほどある草の中を藪漕ぎ状態で下った。
案外娘は楽しんでいたからよかったけど、気を付けましょう。
テントサイトは貸し切りで、電気がつくトイレもあり、雨風しのげる場所もあり、自動販売機もあった。
湧き水もわんさか湧いていて、すごく快適に過ごさせてもらいました。
テントの中に入ったら、お絵かきやらウノやらどこにそんな元気残ってたの!?ってくらい遊ぶ遊ぶ、、、。
暗くなる前に夕飯の支度。
この日の夕飯は、
- 高野豆腐とドライ野菜の煮物(うどんスープ味)
- アルファ米(赤飯)
- スープ
「高野豆腐に味がしみしみして美味しい~」
と思ったより食べてくれた。
言わずもがな!大好物のアルファ米は私の分がほとんど無くなる程食べていました。
就寝時は雨の湿度で蒸し暑くて、体がベトベト、、。
寝袋必要ないくらい寝苦しい夜だった。
- 行動時間
グリーンパル 8:20
関田峠 8:30
④‐14 8:40
茶屋池小屋 9:15
④‐13 9:45
筒方峠 9:50
黒倉山 10:50
④‐10 10:58
久々野峠 10:59
鍋倉山 11:15
④‐7 12:00
お昼ご飯 12:20
④‐6 13:20
小沢峠 14:00
④‐1 15:30
とん平TS 17:30
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!
5歳の娘と歩く信越トレイルDay3[伏野峠〜グリーンパル光原荘]
AM5:00に目を覚ますと、隣でスヤスヤ、、、いや、グーグー寝ている娘♡
この日どのくらい歩くかも知らずに幸せそうに寝ている。笑
娘を起こさないように荷物の整理をして、キッチンで朝ごはんを作る。
娘を起こし、朝ごはんの前に少し散歩する。
こんな何でもないお散歩でも幸せに感じる。
娘もすごい気持ち良さそう〜
3日目の朝ごはんは、パンケーキとフルーツ缶
卵も牛乳も使わず、スキムミルクを混ぜて作ったから、微妙かな?と思ったけど、美味しい〜♡と言ってペロリと食べてくれた。
8:00に森の家のスタッフさんに伏野峠まで送ってもらうので、バックパックに荷物を詰めていると、ここにもう一回お泊りしたい〜!と懇願してきた。笑
森の家がすごい気に入ったらしく、信越トレイルから帰ってきてからもちょくちょく言ってくる。笑
伏野峠について、スタッフの方に雪の重みでブナの木が曲がっていたり、看板が土の中に埋まってしまってることや、今立っているところは全部雪に埋まってしまうことを聞いて、すごく印象に残ったみたい。
歩きながら、
「どうしてブナの木が曲がっているかしってる〜?あのね〜、雪で曲がっちゃうんだよ〜!」
と、知識を披露してました。
一緒に聞いてたからわかるけど、なんでなんでー?わーすごいねー!とリアクションをとる笑
この日は結構な距離を歩くので、体力を残しておくためにスロースタートで。
ゆっくり、ちょくちょく休憩しながら歩きました。
暑くて暑くて身体がだるいけど、木陰での休憩は生き返る。
幻の池だって〜!と教えると、
「まぼろし〜!!!!」
まだまだ元気ですね笑
幻の池
幻の池周辺は蚊やブヨが多くて休めない。
休憩したかったけど、ぶっ通しで歩くことに。
途中、初めてスルーハイクしている方達とすれ違いました。
グリーンパル光原荘にてテント泊することを伝えると、コテージすごいおススメだよ〜と仰っていて、心が揺れた。笑
標識では、代わる代わる色んなポーズを披露してくれる娘。
花立山に着いたよ〜と言うと、
「え!?もうお終い!?」と期待していたけど、まだまだ半分も終わってないんだよ〜笑
3日目にしてマップ上に記載している赤文字の数字を意識して歩く。この日は⑤-14からスタート、⑤-13→⑤-12・・・と。娘も、
「次は⑤-11だね」
「今日は⑤-1まで歩くのか〜」
と、時間の感覚や距離感覚など全くわからない彼女にとって、これはいい目安となっていた。
地味にきついアップダウンを繰り返して、地図を見ながらこの登りはここだね〜とか、次は⑤の何番だよ〜とか、飽きないように盛り上げる。
相変わらず気持ちいい森の中を歩く。
汗はジトジトだけど、、。
関田峠では、マットを広げて大休憩。
お絵かきとか始めちゃっていました。
ふ、と足元を見るとコクワガタ!!
踏んづけちゃいそうだった〜!
15:00くらいから、雨がポツポツ、、。
レインウェアを着て歩き続ける。
レインウェアのフードを被ると、声が聞き取りづらくてお互い会話が無くなる。
そうすると、途端につまらなくなったらしく娘の顔に明らかに疲れが見え出した。
あ〜、これヤバイな〜と思って、雨の中休憩をとる。
私のポンチョ兼タープを使って屋根を作ってあげたら大喜び♡
おままごとを始めて、楽しそう♡
雨でもやり方次第では、楽しいこともある。
雨=マイナスとは限らない。
ブナ林は特に、雨でもとても綺麗で幻想的。
雨雲は通り過ぎて、また気温が上がってくる。
ペースが随分落ちたので、時間がヤバい!
グリーンパル光源荘について、テント張る頃には日が暮れてしまいそう、、、。
あともうちょっとだから、休憩しないで一気にグリーンパルまで行きたかったけど、とてもいい休憩場所を発見してしまい、マットを敷いて休憩せずにはいられなかった。笑
一日が終わりに近づくと、いつもいつも淋しくて、まだ終わらないでほしくて、、、。一日の始まりは、歩く距離を考えてゲンナリするのにね。笑
そんなんだから、日本周ってた時も中々進まなかったんだよね、、笑
時間が許されるなら、もうほんっとにのんびりまったりしたい。そんな母の性格をしっかり受け継いだ娘は、私以上にのんびり屋さん。心配になっちゃうくらいのんびり屋さん、、笑
休憩後、ぐーーーーーっと下るとまたまた美しいブナ林。
日暮れのブナ林も切なさがあって素敵♡
見所ありすぎて全然足が進まない〜
いよいよ本格的に時間がヤバい。
グリーンパルに電話しても電波が弱くて途中で切れてしまった。
山小屋では、夕暮れ時に到着することは避けられてることが多い。もし、遅くなるようなら連絡を入れるんだけど、いつも電波なかったらどうするんだろ?と思ってたけど、電波なかったらどうしようもできないよ!
グリーンパルへのアプローチルートを急いで駆け下りる。
グリーンパル光原荘が見えると、安堵の表情。
受付をしている時に、昼間すれ違った人のコテージの話を思い出した。
コテージの金額もそんなに高くないが、光源荘に泊まる方が安い!
シャワールーム:1回210円
バンガロー:1棟3,060円
テントサイト:1区画 1,020円
迷って迷って、娘に聞いたらテントはやめて光原荘に泊まる!って。
受付からテント場まで地味に距離あるし、台風の影響か外は結構風が強くて、私もテント泊する気が、、、。
急な変更にも快く対応してくださって、ジュースもいただいて、、ありがとうございました!
部屋で荷ほどきをして、シャワーを浴び終わると、広い牧場の向こうの夕陽がすごく綺麗で、今日一日お疲れ様と言われてるようで心に沁みた。
夕飯は
広間にあるテレビ(おしり探偵)に釘付けになりながら、ご飯を食べてました。
天才てれびくんが終わったくらいに、部屋に戻って、まったり〜。
この日は、さすがに疲れて早く寝るだろうと思ったけど、また21:00過ぎまで元気、、笑
子供ってパワーあるよな。
私の方が疲れ溜まってきちゃって、、、。
娘の熟睡してる寝顔を見て、愛しくて愛しくて、次の日も楽しもう!と意気込んで私もすぐに寝落ち。
- 行動時間
森の家 8:00
伏野峠出発 8:45
⑤-13 10:15
幻の池 10:50
宇津ノ俣峠 12:20
⑤-10 12:50
花立山 13:15
⑤-8 14:00
枚峠 14:07
⑤-5 14:35
⑤-4 15:50
梨平峠 16:40
⑤-2 17:22
光原荘 17:40
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!
5歳の娘と歩く信越トレイルDay2[野々海テントサイト〜伏野峠]
まだ空が明るくなる前に目が覚めた。
夜中に蚊に刺されて痒かったのか、娘は眠りが浅く何度も起こされた。
幸い、2日目も行動時間は短めなのでギリギリまで寝かせてあげる事に。
段々と空の色が変わっていくのを見ながら1人の時間を楽しむ。
貸切だったテントサイトで、1人でぼーっとしていると日本を周っていた時の事を思い出す。
人気のない場所で寝泊まりして、1人の朝が来ると空気を沢山吸い込んで、また移動する。その毎日がどうしようもなく楽しくて、愛しくて、、、。
普段、登山をしていてテン場で泊まると必ず誰かしらがいて、心の底から孤独を楽しむ事はできないので、日本を周っていた時は孤独感あって楽しかったな〜。
と、そうこう考えているうちに、朝陽はすっかり昇り気温もあがりはじめたので、娘を起こす。
寝起きはいい方なので助かる。
朝ご飯は
- 海苔巻き餅
- 乾燥野菜たっぷり豚汁
お餅が思いの外好評だった。子供って餅好きだもんね。沢山食べてくれて良かった〜!
食べたら、テントの撤収作業に入ります。
朝ゆっくりのおかげで、テントは乾いてました。
娘はテントポールを折りたたむのにハマったらしい!
昨日通った野々海湿原を歩き、深坂峠へ。
この日も午前中は晴天でした〜
濃い緑が鬱蒼として美しい。
どこもかしこも緑に包まれて、それだけで幸せ、、、私は、ね。笑
娘は今日も暑くて汗だく。
どうも帽子を被っていたくないらしい。
野々海峠で早くも休憩。
確かに、低山のおかげで蒸し暑くて、身体がだるくなる。
休憩をしたがったら、なるべく休ませて水分補給。
菱ヶ岳が顔をのぞかせて、その右方向にはゴンドラ山頂駅の駅舎が見えた。
娘は、
「あれに乗ったら下まで下りれるのかな〜」
と、呟いていた、、笑
苔や葉っぱにできるだけ触れたくない娘に、苔はふわふわして気持ちいいよ〜とおススメしたら、
ぶちっ!!!
と引っこ抜いた!!!!∑(゚Д゚)
苔への恐怖心は無くなったみたい、、。
地図上だとアップダウンが確認できるが、地図にのってない細かいアップダウンもあったりして、中々進まない。
でも、長く続く登りはないおかげで、娘のメンタルは折れずにいられたのだろう。
私でも、先が見えない登りは嫌になる。
信越トレイルは比較的、登ったら下りる、登ったら下りるの繰り返しだから、
「この登りが終わったら、下りだから楽になるよ〜!頑張ろう〜!」
と声をかければ、頑張って歩いてくれたので助かった。
お昼休憩にちょうどいい場所が見当たらず、道の真ん中でお昼をとることに。
ここまで全然スルーハイクしてる人とはすれ違わず、人気の山に登りに行った時のように、周りの人の通行を気にしながら休憩しなくてもよくて、のんびりできた。
1人で歩いてたら心細かったに違いないし、娘が隣にいてくれて本当に良かった。
お昼はコーンフレーク。
毎日コーンフレークなので、プレーン味だったり、チョコ味だったり、ドライフルーツを入れたり、ナッツを入れたり、、、色々工夫しました。
元々コーンフレーク大好きだから、心配はしてなかったけど沢山おかわりしてくれてよかった!
時折、眼下に広がる景色。
アルプスの山々の景色も写真映えするし迫力あるけど、私は個人的に、こういう緑の深い山並みの景色の方が好き。
もちろんその山々によって魅力は違うけど、アルプスばっか登ってる人をこういう深い山に連れてきたいと思う。
大きなお世話かもしれないけどね!笑
基本的に樹林帯を歩くけど、たまに木の陰がなくなるとこがある。直にあたる太陽の光が辛い。
「焦らなくていいよ〜。ゆっくり行こう〜。」
と声をかけると、
「今日は歩くの短いって言ったのに、長いじゃん!」
とキレられた。笑
休憩をちまちまと小まめにとって、のんび〜り歩いてたから、時間的には長くなってしまったわけだ。
時間配分、むずかしいな、、。
文句を背中に受けながら、なんとかこの日のゴール地点の伏野峠へ。
事前に15:00に宿泊予定地のなべくら高原森の家さんに迎えを頼んでいました。
14:40くらいに伏野峠に着いたので、少しのんびりしてました。
これが、トレイルマジックかー♡
「これ何?これ何?」
と興味津々だったので、トレイルマジックの事を軽く説明。
娘的には、何故そのような事をするのか、何の為なのか、その人達に徳があるのか。あまり、理解できなかったみたい。
結構、普段からお友達との間でも、意味のないことや自分にとって楽しくないことなどは、スパっ!と切り捨ててしまうことがあって。
このブログの記事でも書きましたが、マイペースって言えばマイペース。聞こえはいいけど、ドライな性格でこってりラーメンよりかは、あっさり塩ラーメン的な。
深く落ち込まないし、切り替えは早いから赤ちゃんの頃から育てやすいんだけど、、。
今はトレイルエンジェル達の活動が理解できなくても、そのうち解ってくれるといいな〜♡
お迎えの車に乗って、ホッとしたよう。
森の家のスタッフの皆さんも、娘に声をかけてくださったりして暖かく迎えてくださいました。
ゴルフカートで自分達のコテージの前まで荷物を運べるので助かりました!
事前に送っておいた物資も載せてゴルフカート発進!娘も大喜びでした♡
温泉まで送迎もしてくださり、大好きな温泉に入ってアイスも食べて娘はすっかり上機嫌。
森の家に戻って、洗濯をさせてもらったり、広いロビーでくつろぐ。
自分達のコテージで夕飯のカップラーメンと鯖缶を食べて、私はビール♡
外が真っ暗になっても、森の家のロビーに行きたがって、遅くまで自分の家のようにくつろいで「世界一美しい昆虫図鑑」なる物を夢中になって見てました。
自分達のコテージに戻って、お絵かきや絵本を読んだりして21:00すぎにようやく寝てくれた。
疲れているはずなのに、興奮してなのか思ってたより寝るのが遅い。
まあ、3日目も朝はゆっくりなので大丈夫!
Day3.4.5は、行動時間長めだから不安と期待と感謝を胸に私も就寝。
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!
5歳の娘と歩く信越トレイルDay1[松之山口〜野々海テントサイト]
先日、5歳の娘と二人で念願の信越トレイルをスルーハイクしてきました!
信越トレイルについて
信越トレイルは長野県と新潟県の県境に連なる全長80㎞のロングトレイルです。
古来より信州と越後の国境として位置する「関田(せきだ)山脈」の尾根沿いにつくられたこのトレイルは、
豊かな自然と歴史に培われた人の暮らしや文化が共存する
幾多の里と山を結んでいます。
北は天水山、南は斑尾山が起点となっていて斑尾山からスタートする北上ルートを選択する人が多数いる中、今回私達は天水山がスタートの南下ルートを選択しました。
南下ルートの方が登りが少なくすんで、下山後の温泉や飯山駅までのアクセスなどメリットが沢山!
(登りが少ないと言っても、アップダウンは多かった、、。)
ただ、全体的に見ると下りの方が多いかも。
逆に天水山がゴールになると、登山口からタクシーか徒歩で最寄駅の森宮野原駅に行かなくてはならないのでちょっと、、、。
なので、子供と一緒に歩くなら断然南下ルートの方が◎
前日の夜に自宅を出発。
道の駅信越さかえに車を置いて、朝ごはんを詰め込む。
9:00に予約していた信越タクシーさんに乗り込み、松之山口まで。
約30分ほどで到着。料金は4000円程でした。
幸い、娘は車酔いは滅多にしないので良かったけど、車酔いしちゃう人はスタートから結構しんどいかも、、。
とにかくブナが美しい。
里山でこのスケールのブナ林は中々ないらしい。
そのおかげでゆっくりと景色を堪能できたけど。
天水山到着!
「もう終わり?帰ろうか!」
だってさ!
まだスタート地点に立ったばっかですね。笑
虫が苦手の彼女。特に蜘蛛が大嫌い。
「こわい〜」
どのセクションを通しても、終始虫には悩まされました、、笑
広いところを見つけるとすぐに大がかりな休憩をとりたがるので、中々進まない。
うだる様な蒸し暑さで彼女の着る服の色が変わる。
お茶とスポーツドリンクで小まめに水分補給。
1日目の宿泊地は野々海テントサイト。
深坂峠と野々海峠どちらからもアクセスルートがあります。
翌日の行動時間を減らしたいなら、野々海峠まで行くべきだけど、テントサイトへは深坂峠からの方が近い、、。
「明日頑張るから、今日はもうテントしよう〜」
との事なので、1日目は深坂峠で終了!
深坂峠から湿原を突っ切ってテントサイトへ。
なんで湿原にある木道ってワクワクするんだろ?
野々海テントサイトは段々になっていて区画もされていました。
上段の方が良さそうだったけど、トイレと水場は下にあるので、中段らへんにテントを幕営。
ちなみに水は浄水が必要です。
さっそくくつろぎタイム〜!
いつのまにか、お絵かきセットやシャボン玉、絵本やUNOなどがバックパックの中に詰め込まれていて、おかげで充実したテント生活を送れた、、笑
遊びも程々にして、暗くなる前に晩御飯の準備。
アルファ米が大好きで、登山の時はいつもがっついて食べてます。
普段から食べさせといてよかった。
乾燥野菜も大好きな蓮根は、沢山食べてた。シャキシャキした食感がちゃんと残っていて、確かに美味しかった。
沢山食べて歯磨きした後は、UNO!
普通に勝負できるので、楽しいんです。
この日、寝たのは21:00は過ぎていたかな?
初日だから夜も元気いっぱいでした。
- 行動時間
松之山口 10:00
天水山 10:25
お昼ご飯 11:30
三方岳 13:40
野々海テントサイト 15:00
娘のマイペースがとにかくマイペース
1年間、娘と登山してきて思ったのが、人には人のペースがあるってこと。
当たり前の事かもしれないけど、改めて実感した。
とにかくスローペースで登るので、タイムコースは倍以上見とかなくてはいけない。
大人の足で日帰りピストン4時間の山を8時間以上かけて登る。
私はどれだけ長く歩こうが大丈夫だけど、娘は長ければ長くなるほどメンタルが削られていってる。
だからと言ってスピードが上がることはない。
そんな娘の登り方を見て、最初はやきもきしていた。
SNSで同じ歳の子が北アルプスに登っているのを見せて、鼓舞するかな?と思ったけど、
と、仰られました。
普段の生活や習い事でも、とてもマイペースで、周りの子が次々に達成している目標などに関しても、焦る事はなく、最後まで自分のペースでやってる印象。
彼女は、順位など関係なく最後までやり遂げたことが大事なんだと自分で言ってた。
そういう考え方がすごい羨ましいし、子供から教わることが沢山ある今日この頃。
今はまだまだのんびり登山だし、難易度の高い山には連れていけないけど、他人と比べることはせず、彼女のペースを尊重して山登りを楽しんでいけたらなあ〜。
ちなみに9/1〜歩く信越トレイルも6泊7日とのんびりハイキング!
最後まで歩いて欲しいけど、つらくて苦しくて周りの風景を見る余裕もないくらいだったら歩く意味ないし、ギブアップしても全然いい!
そのくらいの気持ちでいないと変なプレッシャーかけちゃうからね。
とにかく、マイペースな彼女のペースで楽しいハイクになればいいな!
5歳の娘と歩く信越トレイル~リベンジ~
9/1〜信越トレイルに娘とチャレンジしてきます!
去年は10月の半ばくらいを予定していて気温が全然違うので、装備や食料計画を見直しました。
娘の食の好みも去年とは全然違うので食料計画には頭を悩ませた。
栄養面も考慮しつつ、食べてくれそうなもの、、、。
これがなかなか難しくて、、、自分1人なら、1週間くらい毎日ラーメンでもアルファ米だけでもいいんですが、育ち盛りでカロリーを消費しやすい子供も一緒となるとそういう訳にもいきません。
手軽に食べられて、高カロリー、高栄養、そして軽い。
毎晩娘を寝かしつけした後に、ノートに献立を書きなぐっていました。
そして、考えついたのがこちら↓
朝は軽くて腹持ちのよいおもちをメインに、昼は手軽に食べれるコーンフレークとドライフルーツとナッツ。
夜はアルファ米や麺類などガッツリ。
お肉を全然食べてくれないので、高野豆腐や魚肉ソーセージでタンパク質をとって、ドライ野菜で栄養面も補います。
国産ドライ野菜、美味しそう
途中、宿に2回泊まるのでその時に物資を補給して缶詰のフルーツなどを摂取。
2人分だから結構な量、、、。
これに行動食や飲料水、ごほうびのおやつをもっていくとなると、私の着替えとビールを減らすしかないかな。笑
今は今しかない
明日でいいや。
いつか行けばいいや。
そのうちやろう。
そうやって色々なことを先延ばしにしていると、例え小さな事でもだんだんと溜まっていって消化できなくなっていく。
去年、当時4歳の娘を連れて信越トレイルを歩くと決めた時、身近な人からは
「何も今じゃなくても、もう少し大きくなってからでも」
と言われた。
私は"今"がよかった。
もちろん、娘が大きくなってからでも問題ないだろう。
むしろその方が私にも娘にもかかる負担は少ない。
だけど、私にも娘にも"今"は今しかなくて。
娘が小さいうちに色んなことを経験させてあげたい。
忙しいを言い訳にしたくない。
少し時間が作れれば、海だって山だって連れてくし、今このご時世では難しいけど、旅行だってガンガン連れていって沢山の人と触れ合ってほしい。
そんなこと続けてたら、金欠だけどね、、。