5歳の娘と歩く信越トレイルDay5【とん平テントサイト~涌井峠】
昨日の天気が嘘のように気持ちのいい朝。
広いキャンプ場に私たちのテントだけ。
こんな贅沢なことないってくらい良い所。
陽が昇ってくるとテントの中は蒸し暑くなってくる。
娘を起こして、朝ご飯の準備に入る。
娘は外でバッタなどの虫を追いかけて遊んでた。
広いフィールドで自由にのびのびと走り周れるのが楽しいみたい。
朝ごはんは
- きなこもち
- 野菜スープ
テーブルとイスがあるのがありがたい。
9月上旬、まだまだ暑かったです。
朝晩も長袖は着用しなかったです。
朝からコーラ飲めるの幸せ!!
5日目もそれなりに歩くので、のんびりとはしてられず、、、。
ご飯食べたらすぐに荷物をパッキング。
テントの片づけやパッキングも手伝ってくれます。
そうこうしているうちに、出発するのが計画してたよりも遅くなってしまった。
まあ、大体計画通りにはいかないんだけどね。
それが旅の醍醐味だよね~。
名残惜しいけど、キャンプ場をあとにして昨日下りてきた道を登り返します。
案の定、舗装路を登り返すのはきつく、陽も直にあたるので朝一で身体がだるくなる。
娘の歩くペースものろのろ、、、。
ここからは、相変わらず細かいアップダウンはあるけど、比較的下りの方が多かったので歩きやすかった。
ただ、このセクションは全体を通して虫が多かった、、、。
歩みを止めればすぐさま虫が寄ってくる。
虫が次々と目や口に突撃してくるので、顔周りを手で払いながら歩いた。
このセクションでバグネットを使用していた人とすれ違ったが、
中古池(ちゅうこいけ)って読んでた。
ここまでくれば桂池までもうすぐ!
桂池のテントサイトはトレイルからのアクセスが超いいので、覗きがてら休憩するつもりだった。
トレイルマジックがすごく助かった。
娘は宝箱を開けたかのような反応で、お菓子とジュースにとても救われた。
しばらくここでのんびり。
ピクニックにきた気分で気持ち良かった~。
ハイカー達が書いていったノートには、それぞれの想いが残してあって下手な小説読むより面白い。
私も簡単だけど書き残してきた。
何年後か、娘とまた歩きにきた時、この時に感じた色々な感情が思い出されるんだろうな。
ずっとこのテントサイトにいたいという思いを振り払い、重い腰をあげて歩きだす。
桂池を過ぎると黒岩山への登りになる。
ここはギフチョウとヒメギフチョウが混生している場所で、あまり例を見ない場所らしい。
黒岩山自体が国の天然記念物ってことなのかな?
ギフチョウとヒメギフチョウは生息域が全然違うのに、ここでは混生が発見されたけど天然記念物に指定された後からヒメギフチョウは確認されていないみたい。
このギフチョウ、娘が今ドはまりしている「鬼滅の〇」に出てくる蝶屋敷にいる蝶々に似ているので、目見開いて探してた。
結局、黒岩山付近では見なかったけど、他のセクションなどで何匹は見かけた。
黒岩山の登りに入る前の場所に太郎清水。
水流は強くなかったけど、冷たい水が湧いていた。
この水は信越トレイル上では数少ない浄水しなくても飲める水だからものすごく貴重。
登りが嫌で嫌で、黙々と淡々と歩く娘。
振り返って見ると、頑張っているその姿に心の底から関心する。
黒岩山のピークを過ぎて少し歩くと立派な東屋がある。
ここでお昼ご飯をとる。
蒸れ蒸れの靴と靴下を脱いで、ぬる~いスキムミルクのコーンフレークを流し込む。
普通の人からしてみたら、なにが楽しんだかわからないだろうけど、裸足になる解放感と満たされるお腹で十分に幸福感を得ることができる。
時折吹く心地よい風が、疲れを癒してくれる。
ここまで歩いてこなければ感じる事はできない。
幼いながらに、理解しているであろうから文句も言わずやめたいとも言わず歩いているんだろうな。
ご飯を食べたあとは顔色がすこぶるいい!
このあとは淡々と林道を歩く。
ソブの池に着いた辺りでこの日泊まる宿に連絡をいれる。
涌井峠につく大体の時間を伝える。
迎えの時間を直前までハッキリできなくて申し訳なかったけど、快諾してくれた。
富倉峠までくれば、あとひと踏ん張り!
やっと終わりが見えてきてこっちが安堵する。
このセクションはきつい登りはさほどない。というかむしろ下りの方が多くて楽だと思っていたけど、林道を延々と歩くのも中々しんどかった。
ここまで歩いてきた娘の背中は堂々としている。
もう少しで涌井峠だけど、休憩したくなったら休憩する!
大人だったらあと少しなら休憩しないで行っちゃうんだろうけど、、、。
少しの休憩でもマットを広げて、音楽を流してお茶とお菓子、、、って完全ピクニックだよねー。
楽しいからいいんだけどねー
涌井峠についたのは17:00過ぎくらい。
すぐに宿の方が迎えに来てくれた。
迎えの車に乗車する際に、娘のためにステップを出してくれたり細かなところまで気を配っていただきました。
宿につくと気さくな女将さんが出迎えてくれました。
部屋はクーラーがきいていて涼しく快適でした。
森の家でもグリーンパルでも冷房機器は無かったので(無くても十分涼しいんだけど)、キーンと冷えた部屋が天国のように感じたってのは言い過ぎではない程、クーラーの冷風が身に染みた。
鉄道が好きな人はぜひおすすめ!!
宿の玄関を通ると、踏切がなるのがおもしろかった~
昔、小田急線沿いに住んでいた事があるので、路線図見て懐かしくなった!
そして北海道大好きな人なら知っているであろう幸福駅→愛国駅!!
鉄道ファンじゃなくてもテンションあがって楽しめる。
お待ちかねのお宿のご飯!!
人に作ってもらうご飯が嬉しい。
ボリュームあるし、優しい味。
肉と魚とあって、娘がお肉食べないからすごい助かりましたー!
1人分の夕飯も頼んでいたにも関わらず、ご飯やお味噌汁やデザートは娘の分も用意していてくださって娘も満足そうでした。
私はビールの大瓶をいただきました♡
ゆっくり夕ご飯を食べて幸せな時間を満喫し、部屋に戻ると娘の足首やふくらはぎ、腿に蕁麻疹のようなものが!!
かゆそうにしているので、毛虫か何かかな、、、と心配に。
疲れが出て、蕁麻疹が出ただけならいいんだけど、、、。
念のため、行動中に着ていた服は家に送り、新しい服を着させることに。
結局、これ以上ひどくなることはなく、、、汗疹だったのかな?
娘が敷いてくれた布団に入って、ふたりとも秒で寝ました(笑
- 行動時間
とん平TS出発 8:50
④‐1 9:30
③ー24 11:40
太郎清水 12:15
③‐15 13:10
③‐11 14:40
大将軍跡 15:40
富倉峠 15:50
③‐7 16:15
涌井峠 17:00
モンベルさんに支援していただき、信越トレイルを歩きました。お世話になりました。
こちらの方のブログを参考にして信越トレイルの計画を立てました。とても参考になり、おかげで踏派できました!ありがとうございました!