mkt_amr's diary

4歳の娘と登った蓼科山は予想以上に時間がかかった。

 

 

7月の三連休の初日に娘のアメと2人で蓼科山に登ってきました。

 

直前まで、大菩薩か迷ってたんですけど頂上からの景色をみせてあげたい!と思い、蓼科山に決めました。

 

 

金曜日、仕事終わってから車中泊のセッティングをしてアメが寝そうなタイミングで出発!

車にお布団を敷くのが大好きで移動だけでも楽しそうにしていた。

途中SAで仮眠しつつ、7合目登山口駐車場についたのが5:30頃。

三連休の初日なので駐車できるか不安だったが、まだまだ余裕ありました。

アメはまだまだ起きそうになかったので、7:30まで睡眠をとる。

 

朝ご飯におにぎり1つ食べさせて、準備をして8:00に登山開始。

本当はもっとはやくに登り始めたいものですが、子供と一緒だとあまり早すぎても睡眠不足で具合が悪くなったり、眠気で機嫌が悪くなったりして後々大変なので、無理のないように、、、。

 

 

鳥居をくぐって出発!

 

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出発した時はまだ青空がチラリ。

梅雨の合間の晴れって、キラキラしていてエネルギーを感じられる。

アメは頂上で景色が見れるのを期待して歩を進めていた。

 

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清々しい樹林帯の中をゆるやかに登っていく。

 

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馬返しまで標準のタイムコースだと20分だが、30分程かかった。

基本的に何に対してものんびりな我が子なので、焦らず彼女のペースに合わせて登ります。

 

まだ娘と一緒に本格的に登山を始めたのが最近なので、彼女がどこまでできるのか、どのように歩くのか探り探りなので、余計な口出しをせず見守っているところ。

 

「これは苔!」

 

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と自信満々に説明してくれたり♡

前回の筑波山で苔の説明を散々してあげたので、覚えてたみたい。

 

馬返しまでに、

「戻りたい」

「帰りたい」

と二回くらい呟いていたかな、、?

 

その度に

「ここまで来たんだから、もう少し頑張ってみようよ!」

と励ます。

 

馬返しを過ぎると段々と登りが急になってきて、石も大きく足場が不安定になってくる。

だけど、登りがきつくなるに連れてテンションが高くなって楽しそうに登っている。 

 

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すぐに休憩したがるので、ここのところ休憩は一時間に一回にしている。

きついように思えるけど、ちょこちょこ休憩するとせっかく温まった身体が冷えてしまって動きにくくなってしまうので休憩は一時間ごとにすることに。

実際に一時間ごとにエネルギー補給という名のもぐもぐタイムを与えると、元気とヤル気が復活して動きも良くなる。

もぐもぐタイムからちょうど一時間経つ頃には動きが鈍くなって、疲労が顔にも出る。

 

子供の顔や足元などを見て、休憩の判断をするようにしているが、これが結構難しい。

休憩の頻度やエネルギーや水分補給、体温管理も全て親が見て気づいてあげることが大切だ。

 

 

 

最初の休憩。

やっと座ることができて、お楽しみのもぐもぐタイム

 

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天狗の路地までは順調だったけど、さすがに疲れたみたいで、

「帰りたい、、、」

とボソッとつぶやいていた。

 

それでもお花を見たり、綺麗なモノを見たり、しりとりしたり、、笑

 

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気を紛らわせながら何とか進みます。

ようやく蓼科山荘が見えてきて、リュックを放り投げて駆け足!

 

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「お店屋さんがやってるよ〜♡お祭みたい♡」

とのこと。

 

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この時、既に12:00前。

ここで30分休憩して、山頂まで通常タイムだと30分だけど、倍の1時間かかると想定して、山頂小屋で焼き鳥食べてから下山すると考えると厳しいかな〜と考えながら、とりあえずアイスを食べる。

 

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山小屋の中は、夏なのにストーブがついていました!!!

汗が冷えることなく、じんわり暖かくてほっこりしました♡

 

下山の事を考えると、ここまでにした方がいいかな、、と思っていたら、アメのお目当てのピンバッジが販売していて、

 

「はやく上まで行って、帰ってこないと売り切れちゃうよ!」

 

と、頂上まで行く気満々!

ピンバッジは、自分の足で全部歩いて頂上まで行けた人が貰えると思っているらしい。

 

このヤル気を尊重したいので、とりあえず頂上を目指して歩き始めます。

ヘッドライトも持ってきているし、いざとなったら背負って下りよう、、と心の中で決心( ´_ゝ`)

 

 

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よいしょ、どっこらしょ

と言いながら頑張ります。

すれ違った人が景色見えましたよ〜と言ってたのを思い出したのか

 

「はやく行かなきゃ、景色見えなくなっちゃう」

 

と自分より大きい岩に必死によじ登っていました。

 

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時折、

 

「ママ、大丈夫?手引っ張ろうか?」

「アメ、先行くね?ママはアメの後についてきてね?」

「ここ、滑りやすいからね。気をつけてね。」

 

と、気がきく女感を出してました笑

 

周りの皆さんにも励まされて、止まる事なく進む進む!

 

そしてついに!13:30頃!

 

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よく頑張りました〜♡

見ての通り、景色は見れなかったですが、、

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山頂ヒュッテで楽しみにしていた焼き鳥!♡

 

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ビールを飲んでる人が羨ましい、、

 

ガスっている山頂はこの時期でも寒くて、体温調節が難しい子供にとっては結構寒かったと思います。

長居をすると身体が冷えてしまいそうなので30分程休んで、下山しました。

 

下りは登りよりも慎重に娘をサポートしました。

比較的歩きやすい箇所を選びながら、離れすぎずにっていうのが大人も結構疲れます。

 

眼下に蓼科山荘が見えてくると、もうピンバッジの事しか頭にないらしく、一目散にピンバッジを買っていました♡

 

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これで3つ目!良かったね♡

 

がしかし、ここからの下りが長い長い、、、

浮石ばかりで歩きにくいし、景色も単調なので、疲れが一気に出てきたのかスピードダウン、、、

もぐもぐタイムを頻繁にとらせて、励まして、何とか何とか、、。

 

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目がシパシパしていたので、眠気もあったのだろう、、。

必死に笑わせたり、替え歌で遊んだり、恋するスベスベマンジュウガニの歌を大声で歌ったり。

 

それでも、最後まで泣いたりせずに歩いてました。

 

鳥居が見えると、嬉しそうに私を追い越して走って行きました。

 

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その後姿を見て、感動のあまり涙が出そうになりました。

小さいのにしっかりとした後姿。

もう、赤ちゃんじゃないんだなあ〜と改めて実感、、。

 

17:30!

登山口に戻ってきました!

休憩も含めてだけど、9時間、よく頑張った〜♡

ハグして、これでもかっ!てくらい褒めてあげました。

 

誇らしそうに笑う、その顔を写真に収めることはできたけど、私の胸の中だけに収めることにしました。

一生忘れることはないと思う。

 

 

帰りは大好きな温泉に入って、大好物のお蕎麦♡

 

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帰りの車の中で、ピンバッジを大切そうに握って眠っていました♡